!!! 第一章 Java プログラミングの基礎 !! 1-2. Javaプログラム ! コンパイル 次に、いま作成したプログラムソースのコンパイル方法について解説します1。コンパイルとは、プログラムソースをコンピュータが実行可能な形式に変換する作業のことです。 以降、上でプログラムソースを保存した場所を c:\jprogram として話しを進めていきます。違う場所に保存している場合は適宜読みかえてください。 ■ '''コマンドプロンプトの立ち上げ''' まず最初に「コマンドプロンプト」というアプリケーションを開きます。コマンドプロンプトは通常、スタートメニューから「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」として立ち上げることができます。もしスタートメニュー中に「コマンドプロンプト」が見つからない場合にはスタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から cmd と入力して立ち上げることもできます。(図10) {{ref_image fig010.png}} '''図10''' ファイル名を指定して実行 コマンドプロンプトが立ち上がると、真っ黒なウィンドウが出てきます。ここに命令を打ち込んで、コンパイルをしたり、作成したプログラムを実行させたりすることになります。コマンドプロンプトの立ち上げ方は重要なので覚えておいてくださいね。 {{ref_image fig011.png}} '''図11''' コマンドプロンプト ■ '''ディレクトリ(フォルダ)の移動''' 続いて、プログラムソースファイルが置いてあるディレクトリ2に移動する必要があります。ディレクトリを移動するためのコマンドはcd というコマンドです。change directory の略です。 cd [ディレクトリ名] で移動することができます。実際に c:\jprogram へ移動してみましょう。コマンドプロンプトに次のように打ち込んでリターンキーを押します。(以降、コマンドを打ち込んだらリターンキーを押してください。打ち込んだコマンドが実行されます。) cd c:\jprogram これで c:\jprogram に移動したはずです。本当に移動できたかどうか確認するためにはコマンドプロンプトで単に cd と打ち込んでみてください。現在のディレクトリが表示されるはずですので、それが c:\program となっていればOKです。なっていない場合、例えば d:\ などにいる場合は、ドライブレター “c:" をコマンドプロンプトに打ち込んでください。この命令により c ドライブに移動することができます。 c: ■ '''プログラムソースが存在することの確認''' cd コマンドを打ち込んで c:\jprogram にいることが確認できたら、dir というコマンドを打ち込んでみてください。 dir このコマンドはファイルの一覧を表示するコマンドです。出力結果は次のようになります。ただしファイルサイズや空き領域の数値は異なるでしょう。Hello.java が存在することが確認することが目的ですので、数値については気にしないでください。 {{pre C:\jprogram>dir ドライブ C のボリューム ラベルがありません。 ボリューム シリアル番号は 1CA1-3DE9 です C:\jprogram のディレクトリ 2006/05/13 19:17