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コンポーネント

  コンポーネント


コンポーネントとは、アプレットを構成する部品のことです。アプレットに限らず、GUIアプリケーションは複数のコンポーネントからなっているのが普通です。本書の一番最初で見た暇つぶしゲーム(マインスィーパ)を再び例に挙げます。このシンプルに見えるゲーム画面にも、複数種類のコンポーネントが使用されています。


ゲームを開始するためのボタン、点数を表示するためのラベル、アプリケーションを操作するためのメニュー、まだ開けられていないマスのボタン、既に開けられたマスのラベルなど、このゲームは多数のコンポーネントから構成されています。

以下に動く物理アプレットを作るときに使う代表的なコンポーネントを例とともに解説していくことにします。ラベル、ボタン、テキストボックスといったそれぞれのコンポーネントは一つ一つがクラスになっています。データとそれを扱うためのメソッドを集めたものがクラスでした。例えばラベルクラスのオブジェクトであれば、ラベルに表示する文字列を保持するための変数と、その文字列を設定したり取り出したりするためのメソッドを持っています。

アプレットで使うコンポーネントは、パッケージ java.awt に含まれています。awtはAbstract Window Toolkit の略です。awtパッケージに含まれる主なコンポーネントのクラスを挙げると、Button, Canvas, Checkbox, Choice, Label, TextArea, TextField などがあります。HTMLを書ける人ならば、FORMタグの部品と似た構成になっていることに気づくでしょう。

以下に、良く使われるものを取りあげて、例とともに解説します。


最終更新時間:2011年01月08日 17時27分31秒