まずは先ほど示したテンプレートを使って、等速円運動の様子をシミュレーションするアプレットを作ってみることにします。
等速円運動は高校の物理で習いましたね。次式で表されます。
(2-1)
思い出しましたでしょうか?それでは、この等速円運動を例にとって、初めての動く物理アプレットを作って見ましょう。
式(2-1)を使ってシミュレーションするわけですが、まずはこの式で使われている文字について整理しておきましょう。
パラメータ | 種類 | 意味 |
---|---|---|
t | 変数 | 時刻をあらわす |
x | 変数 | 質点の位置のx座標の値 (時刻の関数) |
y | 変数 | 質点の位置のy座標の値 (時刻の関数) |
a | 定数 | 円運動の半径 |
T | 定数 | 円運動の周期 |
表7. 円運動を表現するのに必要なパラメータ
物理アプレットを作るとき、実際にプログラミングに入るまえに、パラメータを整理してそれらの関係を把握しておくことが大切です。
最終更新時間:2011年01月08日 16時15分12秒