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Javaの場合

第一章 Java プログラミングの基礎


  1-1. Java とは


プログラムが動くまで



Java の場合

では、Java はC言語方式なのでしょうか、スクリプト方式なのでしょうか。

実は、そのどちらでもありません。両方の良いとこどりのような形です。Javaプログラムはコンパイルが必要です。また、実行速度はC言語などの機械語に翻訳するプログラムに比べると遅いです。ではどこが「良いとこどり」なのでしょうか。

先に結論を言っておくと、Javaには次のような利点があります。

  • 様々なプラットフォーム(OS,マシン)で動く
  • 標準ライブラリの中身が豊富である

まず、Javaプログラムの動く仕組みについてみていくことにしましょう。例のごとく、”Hello, World!!" と表示させるプログラムを例に取ります。

1|public class Hello{
2|    public static void main( STring args[]){
3|        System.out.println("Hello, World!!");
4|    }
5|}


C言語、Perlのプログラムと比べて、ちょっとだけややこしくなったようにも見えますね。

このプログラムをJavaのコンパイラでコンパイルすると、C言語のときのように数字の羅列されたファイルができます。ただしこれはC言語のときのように、コンピュータが直接理解できる言葉にはなっていません。「バイト中間コード」(バイトコードとも言います)と呼ばれる形になっています。バイト中間コードはJava Virtual Machine (JVM) という仮想のコンピュータによって理解される形式のファイルになっています。


最終更新時間:2009年04月25日 14時29分35秒