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for文

第一章 Java プログラミングの基礎


  1-3. Javaプログラムの基礎


for 文


forループはwhileと同様に繰り返し処理を行うための制御文です。書式は次のようになります。

for( initialization-expression;
     loop-expression;
     update-expression )
    statement

まず 「initialization-expression」 で変数を宣言/初期化することができます。これは最初に一度だけ実行されます。続いて 「loop-expression」 が評価され、真であればループの 「statement」 が実行されます。実行後、「update-expression」が評価されたのち再び 「loop-expression」 が評価されます。このサイクルは「loop-expression」が false になるまで続きます。

わかりにくいかもしれませんので簡単な実例を見てみましょう。画面に0から9までの数字を表示するというプログラムです。

Sample15.java

1|public class Sample15{
2|    public static void main( String[] args){
3|
4|        for( int i=0; i < 10; i++)
5|            System.out.println( i);
6|
7|    }
8|}

結果は目に見えているので省略させてもらいます。

さて、先ほどSample14.java で繰り返し処理を用いてフィボナッチ数列を求めました。これをfor文を用いて書き換えてみましょう。たとえば次のようになります。

Sample16.java

01|public class Sample16{
02|    public static void main( String[] args){
03|        int MAX = 100;
04|        int a = 1;       // a(N-1)
05|        
06|        // 初項を表示
07|        System.out.println( a);
08|
09|        for( int b = 1; b < MAX; a = b - a){
10|            System.out.println( b);
11|            b = b + a;
12|        }
13|    }
14|}

for文は本書でも非常に良く出てくる構文ですので、しっかりと理解をしておいてください。

Javaのfor文には、実はもうひとつ構文があります。しかし、本書では上記の構文のみを紹介しておきます。


最終更新時間:2009年04月25日 21時40分48秒